防火性耐火性不具合事例｜LV6一戸建て内覧会同行検証

1,木造階段下内部準耐火材未済施工不良例：火災延焼拡大を加速させ非常避難の人命を脅かす悪例

• 当該一戸建て住宅は、木造3階建て新築建売住宅の木製階段下内の階段裏面部位と外壁屋内面部位です。
• 木製階段裏部または外壁屋内側面部に"準耐火性能被覆材が欠落"した引渡前の木造3階建て建売住宅実態例です。

• 契約時の法定図書にも45分準耐火構造建築物で在るはずの木造住宅ですが、準耐火構造･防火性能も機能しない不良現状では火災発生時に上階からの避難経路を絶たれる事態が予知されることから、負傷･人命に係る極めて危険な木造3階建て準耐火性能欠陥の住宅実例と考査します。
• 警鐘：建築基準法の現法に抵触現状にて法的準耐火構造施工不作為です。

2,木造小屋裏内部外壁準耐火材欠損例：火災延焼予防処置に支障ある防火被覆施工不良例

• 当該住宅は、木造3階建て新築一戸建て注文住宅の小屋裏内部の妻側外壁屋内壁面部分です。
• 母屋木材周部の外壁屋内側準耐火構造壁面部に"準耐火性能被覆材が欠損"した木造3階建て新築注文住宅の施主引渡前状態例です。

• 準耐火性能被覆材欠損の放置箇所以外にも、被覆ボード材上端部は張込み不足不良、加えて妻側外壁仕様である断熱材設置未済が存する木造3階建て準耐火建築物の新築一戸建て住宅と考査します。

3,浴室天井裏配管周部準耐火材損傷象例：火災延焼予防を著しく損ねる防火性能欠格施工粗悪例

• 新築木造3階建ての住宅外壁を法定45分準耐火構造建築物の浴室天井裏(ユニットバス)内部の外壁屋内面です。

• 屋内排水配管周辺部及び屋内給水配管(青色管)貫通周囲部位に、外壁屋内側準耐火構造壁面部の石膏ボード張り被覆材が抜取られ"準耐火構造性能が欠落"した法定木造準耐火規定にも抵触する実例です。
• 木造戸建て住宅で暮らす国民の命と財産を守るために国が定めた防火耐火構造性能が喪失した箇所が点在する準耐火構造建築物の新築木造3階建て住宅と考査します。
• そして、防火耐火関連不適格な施工実態の公的検査放置で一般化した住宅論は、分譲販売論化した木造3階建て耐火偽装住宅が、今でもこの社会で売買されている。
• 回想：現場管理責任者を含む売主側は、｢内覧会で当該指摘を受けるまで気づかず、公的検査合格も意味不明本末転倒の｢めくら騙し｣の怪説。更に、法定工事監理者の｢業務不作為も現実的合法｣説に住宅実市場を憂います。

4,天井裏内配線貫通部省令準耐火材破損例：火災延焼防止材を破壊放置した施工不良例

• 浴室天井裏内部の省令準耐火区画した屋内間仕切壁の火災延焼拡大防止材部位です。

• 屋内電気配線が省令準耐火区画を貫通する部分に、火災延焼拡大防止用石膏ボード張り材が破損した"省令準耐火区画欠格"の施工不良箇所実例です。
• 屋内火災の延焼拡大を防ぐ目的である準耐火内装区画部位の破損実態と原因の状況根拠から、「省令準耐火性能もしくは防火構造性能に支障ある部分が点在する」木造3階建ての新築分譲住宅と考査します。
• 警戒：例え一部で在れ、火災が発生した場合の炎はこの欠損不良部分から壁内部に入り、火炎は更に上階の床構造木材まで進行して住宅全体を炎上させます。「たられば」と反論しますか。人の命関わる問題です。その被害原因の責任はどの方でしょうか。それとも、いつもの｢現状有姿｣や｢購入責任(販売責任対義造語)｣を唱えますか。この象例も「○○偽装住宅」と呼ばれる建物相当です。

5,台所レンジフード機器内部防火構造壁欠格象例：火災予防の防火構造が欠格した粗悪な施工例

• 準防火地域内に立地する新築一戸建て木造住宅の台所レンジフード内部の防火構造壁と熱排気ダクトの引渡前現況です。

• 契約書添付図書にも明記してある当該部位の内壁は防火構造とし、熱排気ダクトはスチール製スパイルダクトに厚さ50ミリのロックウール巻き仕様に相違した"防火構造法規定に欠格"した危険な防火構造施工欠格例です。右写真が防火性能認定品を用いて施工された適正な施工例です。
• 由って、現状の実態から法定防火構造上の不適格建築物であり、防火性能支障及ぼす「瑕疵が存する可能性が高い」準防火地域内の新築一戸建て木造住宅（左上画像）、ならび新築一戸建て建売住宅（左下画像）と考査します。
• 苦言：建築士免許を保有する現場管理責任者であれば、このような施工ミスを見落とす事はない。見落としたとしても工事品質確認で検出可能な施工箇所である。但し、承知の上で黙認したのであれば、建築士の社会的職務が喪失しており国土交通大臣に建築士免許の返納を考えて頂きたい。それが人としての責務であると思量する。

6,台所レンジフード熱排気ダクト防火被覆材欠損例：火災延焼予防材欠損の不良施工例

• 木造3階建て住宅の台所レンジフード内部に施工された熱排気ダクトの新築住宅引渡前実態です。
• 当該熱排気ダクトには防火性能認定品を用いていますが、認定品の"遮熱防火ウール材が被覆不足"した粗雑な施工による法定防火構造上の不適格象例です。

• 右写真は防火性能認定被覆材の適正な施工例です。
• 回想：この住宅はＴＶコマーシャルでも放映する社名の通った中堅住宅業者が設計施工販売された新築木造3階建て戸建て住宅です。そして、私どもの業務減少を深く切望する。でした。